Inspo Nexus Global
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2026年10月22日

確かめたのは1台で、当てたのは5機種だった

Mae(Inspo Nexus Global 代表)

事務所の棚に、レシートプリンタが1台ある。白い箱で、紙は 80mm。去年、最初に KAZENA Order を入れたカフェと同じ機種を買って、そこに置いた。今日書くのは、その1台を相手に自分がどれだけ丁寧に測ったか、そして測った数字をどこまで勝手に広げたかの話だ。

KAZENA Order では、客が自分の電話から注文する。注文は厨房のプリンタから紙で出る。紙には卓番、時刻、品名、数量、備考が並ぶ。厨房の人はそれを見て作る。その紙が読めるかどうかを決めるのは、紙の幅ではなく、1行に何文字入るかだ。品名と数量が同じ行に並んでいて初めて、何をいくつ作るのかが分かる。

測り方は丁寧だった。数字を並べただけの行を印刷して、紙の上で文字を数えた。我々が使う小さい字で 48桁。切り取りの命令も効いて、1枚ずつ切れた。ロゴの画像は幅 384ドットで欠けずに出た。この 48桁は今でも本当の数字だと思っている。あの1台については。

対応機種の一覧は、そのあと 5機種になった。こちらが選んだのではない。カフェにはもう持っている機械があって、代理店として製品の中に入るというのは、その部屋にすでにある機械と向き合うことだ。私は 48桁で組んだひとつの体裁を、5機種ぶんそのまま出した。引き継ぎの書類には「実機で確認済み」と書いた。

16日後、カフェから電話が来た。2つ注文されたものが1つしか出てこなかった、と。厨房の人が紙を読み間違えたのだが、紙を見せてもらって、読み間違えるほうが自然だと分かった。

5機種のうち 2機種は 58mm の紙で、1行は 32桁だった。我々の行は、左に品名、右に数量を寄せる形にしてある。48桁ぶんの余白で右に寄せているので、32桁の紙では品名だけで行が尽きて、数量が次の行に落ちる。落ちた先の次の行には、次の品名が来ている。数量が、1つ下の品の数量として読める形で並んでいた。

数え直した。その 2機種を使っているのは2店で、16日のあいだに出た紙は 2,460枚。そのうち折り返しが1か所以上あったのは 410枚だった。作り間違いとして確認できたのは 6件で、これはカフェ側が控えていた分だけだ。残りは数えられない。数えられないほうが、6件より重い。

もうひとつあった。5機種のうち 1機種は、切り取りの命令を黙って無視する。エラーも返さず、ただ切らない。紙が続けて出てくるので、店の人が手でちぎっていた。ちぎり目が次の紙の1行目を持っていくこともあった。

いちばん後に残ったのは、3つ目のほうだ。1機種は、仕様書に 48桁と書いてあって、紙には 42桁で出る。工場出荷の字の設定が、仕様書の前提と違っていた。つまり、紙のかわりに仕様書を読んでいても、私は同じ間違いをした。紙だけが本当のことを言っている。

直しは、数字の置き場所を変えることだった。1行の桁数、切り取りの命令が効くか、画像の幅を、機種ごとの行で持つ。その行には、どの機種で測ったか、いつ測ったかも一緒に入れる。体裁はその行から桁数を引く。どこにも 48 という裸の数字は置かない。KAZENA 側のエンジニアに聞いたら、体裁の部分は初めから1機種を前提に書かれていた。前提を外に出さなかったのは、両方の側だった。

行の組み方も変えた。数量を行の先頭に出す。折り返すものがあるなら、折り返すのは品名の後ろにする。数字は動かさない。そして対応機種の一覧には、その機種の実物から出した紙が事務所の袋に入っていないと載せない。2機種を未確認に戻して、プリンタを2台買った。8,900ペソだった。残りの 1機種はまだ未確認で、画面にも未確認と出る。その機種を使っているカフェには、推測を売るかわりに、まだ確かめていないと伝える。

2日で終わると見積もって、6日かかった。機種ごとの行を作るのは 4時間だ。残りは、プリンタを手に入れて、2店に行って、出た紙を1枚ずつ並べる時間だった。48桁という数字は、最後まで間違っていなかった。間違っていたのはその次に私が書いた文で、あの文には範囲が無かった。測った値には、何の上で測ったのかが付いていないと意味が無い。今は、うちのコードの中の数字は、測った相手を連れずに動かない。

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